都道府県別ラーメン外食費用

総務省の家計調査から都道府県別ラーメン外食費用ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を調べた。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので直近5年間の平均値をとっている。

一世帯あたりラーメン外食費用の全国平均は年間5,758円。最もラーメン外食費用が多いのは山形県で14,585円。全国平均の2.5倍で偏差値も84.84と高い。山形県はラーメン店舗数で1位、インスタントラーメン消費量で5位となっており、”ラーメン王国”と言えそうだ。

2位は喜多方ラーメンで有名な福島県で11,307円。3位以下は新潟県、栃木県、岩手県と北関東や東北が上位を占めている。一方、ラーメン外食費用が最も少ないのは和歌山県で2,994円。大阪府や愛媛県、滋賀県、山口県と西日本各県が下位に多い。博多ラーメンで有名な福岡県の外食費用は5,814円と全国平均を若干上回る15位、札幌ラーメンの北海道は5,781円で25位となっている。

分布図を見ると典型的な東高西低型で、相関ランキングでも納豆消費量や牛肉消費量など東西対立型のランキングと相関が高い。

また、年間平均気温と負の相関があり、気温が低いところでラーメン外食費用が高い。

ラーメン店舗数とは正の相関が高く、ラーメン外食費用が多いところはラーメン店が多い。