都道府県別弁当消費量

総務省の家計調査から弁当消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を比較している。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

弁当消費量の全国平均は14,287円。購入量が最も多いのは群馬県で20,102円(偏差値70.7)。2位は沖縄県で19,902円。3位以下は熊本県(18,579円)、高知県(18,512円)、東京都(18,472円)の順。一方、最も購入量が少ないのは滋賀県で9,867円(偏差値31.8)。これに京都府(10,763円)、富山県(10,953円)、兵庫県(11,050円)、奈良県(11,203円)と続いている。

分布図を見ると、九州近辺と関東で消費量が大きく、それ以外の地域で消費量が少ない。

相関ランキングでは60歳以上男性未婚率や50代男性未婚率、60歳以上女性未婚率と正の相関があり、高齢の未婚者が多いところで弁当の消費量が多い。ただし、調査対象の世帯は「二人以上の世帯」であり、未婚世帯は入っていないと思われるので因果関係があるとは言い切れないだろう。