都道府県別つゆ・たれ消費量

総務省の家計調査からつゆ・たれ消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の「つゆ・たれ」の購入量を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。当調査では「つゆ・たれ」の例として「つゆの素、おでんのつゆ、おでんの素、焼肉のたれ、しゃぶしゃぶのたれ、味ポン酢(しょう油入り)」などがあげられている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

つゆ・たれ消費量の全国平均は4,666円。購入量が最も多いのは秋田県で5,667円(偏差値72.3)。2位は高知県で5,625円。3位以下は岩手県(5,549円)、青森県(5,354円)、鳥取県(5,170円)の順。一方、最も購入量が少ないのは沖縄県で3,702円(偏差値27.1)。これに熊本県(3,789円)、大分県(3,817円)、鹿児島県(4,125円)、長崎県(4,150円)と続いている。

相関ランキングでは胃がん死亡率と正の相関があり、つゆ・たれ消費量の多いところで胃がんの死亡率が高い。胃がんの因子として「塩分の多い食べ物」があり、濃い味文化が胃がんにつながっているのだろうか。