都道府県別せんべい消費量

総務省の家計調査からせんべい消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

せんべい消費量の全国平均は5,765円。購入量が最も多いのは栃木県で8,429円(偏差値69.4)。2位は茨城県で8,223円。3位以下は山形県(7,721円)、福島県(7,641円)、奈良県(7,452円)の順。一方、最も購入量が少ないのは沖縄県で2,110円(偏差値26.0)。これに長崎県(2,937円)、熊本県(3,204円)、福岡県(3,766円)、北海道(3,816円)と続いている。

分布地図を見ると東海・北陸から東北南部にかけての本州中央部で消費量が多い。

相関ランキングでは子育て世帯年収や年収1000万円以上世帯数と正の相関があり、貧困率と負の相関があることから、豊かな子育て世代が多いところでせんべいの消費量が多い。