家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年~2018年の平均値をとっている。
コーヒー消費量の全国平均は2,432.2gで1日あたり6.66g。家計調査ではインスタントコーヒーとコーヒー豆を一括してコーヒーとしているが、仮にこれをインスタントコーヒーとすると、コーヒーカップ約3.3杯分になる(一杯2gとして計算)。
消費量が最も多いのは京都府で3,567.0g(偏差値78.9)。こちらは1日あたり9.77gで約4.9杯分だ。
2位は広島県で3,238.2g。3位以下は鳥取県(3,196.4g)、滋賀県(3,083.4g)、奈良県(3,007.4g)の順。一方、最も消費量が少ないのは静岡県で1,816.2g(偏差値28.9)。これに熊本県(1,947.8g)、鹿児島県(1,967.2g)、宮崎県(2,008.6g)、福井県(2,098.2g)と続いている。
喫茶費用がダントツだった岐阜県と愛知県の消費量はそれほど多くなく、両県は家よりも喫茶店で飲むことが多いようだ。
相関ランキングでは
マーガリン消費量や
ジャム消費量、
パン消費量、
牛乳消費量と正の相関があり、これらはセットで消費量が多い。パン食文化が盛んなところでコーヒーの消費量も多いと言える。