都道府県別食用油消費量

総務省の家計調査から食用油消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

食用油消費量の全国平均は8,638g。家庭でよく使われる右のタイプ(1300g)だと6.64本という計算になる。

消費量が最も多いのは沖縄県で11,134g(偏差値74.9)と、調味料全般で消費量が少なかった沖縄県が1位になっている。2位は山口県で10,781g。3位以下は大分県(10,588g)、香川県(10,222g)、鹿児島県(10,131g)の順。一方、最も消費量が少ないのは宮城県で7,042g(偏差値32.2)。これに東京都(7,280g)、神奈川県(7,653g)、兵庫県(7,654g)、富山県(7,662g)と続いている。

相関ランキングでは軽乗用車保有台数と正の相関があり、軽自動車が普及している地方で食用油の消費量が多い。