都道府県別ハンバーグ消費量

総務省の家計調査からハンバーグ消費量のランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入金額を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

家計調査における「ハンバーグ」とは、スーパーなどで購入する、生、もしくはすぐに食べられるハンバーグのことで、冷凍品は含まない。また、レストランなどで食べたものは含まないので注意願いたい。

ハンバーグ消費量の全国平均は1,163円。購入量が最も多いのは沖縄県で2,027円(偏差値85.4)。沖縄県の消費量は全国平均の1.7倍で偏差値も高く、消費量が抜きんでている。アメリカ統治時代のアメリカ食文化のなごりだろうか。

2位は山梨県で1,651円。3位以下は茨城県(1,651円)、山形県(1,559円)、青森県(1,531円)の順。一方、最も購入量が少ないのは広島県で800円(偏差値33.7)。これに愛媛県(832円)、鳥取県(893円)、山口県(909円)、大分県(935円)と続いている。

分布地図を見ると沖縄を除くと東日本の太平洋岸で消費量が多い。

相関ランキングではマグロ消費量と正の相関があり、マグロと同じく東高西低型の分布と言えそうだ。