国立がん研究センターがん対策情報センターのがん情報サービスから男性のがんのなかで2番目に多い胃がん死亡率の都道府県別ランキング。ここでは2010年から2012年の75歳未満年齢調整死亡率の平均値を比較している。年齢調整死亡率とは都道府県による年齢構成の違いを調整した死亡率のことで、人口10万人あたり死亡者数のことだ。
胃がんの年齢調整死亡率の全国平均は16.20。75歳未満10万人あたり16.20人の男性が胃がんで亡くなっていることになる。
最も男性の胃がん死亡者が多いのは秋田県で、人口10万人あたり24.13人。2位以下は鳥取県、青森県、山形県、新潟県と日本海側が上位5県を占めている。一方、最も少ないのは沖縄県で9.17人。熊本県や長野県、鹿児島県、山梨県などで死亡者が少ない。
分布地図を見ると東北の日本海側で死亡率が高い。
相関ランキングでは
魚介類消費量や
日本酒消費量と正の相関が高い。北日本の日本海側で消費量が多い分布状況が似ているためだろう。
危険因子と言われている
食塩消費量とは弱いながらも正の相関があり、食塩消費量が多いところで胃がん死亡率が高い。
男性のがん死亡率ランキング(死亡率が高い順)
肺がん死亡率:男性胃がん死亡率:男性大腸がん死亡率:男性肝がん死亡率:男性膵がん死亡率:男性食道がん死亡率:男性胆のうがん死亡率:男性白血病死亡率:男性悪性リンパ腫死亡率:男性前立腺がん死亡率膀胱がん死亡率:男性がん死亡率:男性