家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。家計調査にあるのは県庁所在地と政令指定都市の購入量だけで都道府県別の購入量は掲載されていないが、自治体などで各県庁所在地の購入量を都道府県の購入量として推計しているものもあり、当サイトでもこれにならった。数値は2009年、2010年、2011年の平均値で単位は円。
一世帯あたり一年間の化粧品購入量の全国平均は29,435円。最も多いのは広島県で37,706円。以下、香川県、岐阜県、群馬県と続いている。一方、最も少ないのは沖縄県で20,071円。
分布図を見ると中国、四国、中部、関東で購入量が多く、東北で少ない。
相関ランキングでは
1世帯あたり貯蓄額と正の相関が高い。貯蓄額が高いほど化粧品購入量が多いことを意味しており、家計に余裕があると化粧品購入量が多くなるようだ。
この他、
年間快晴日数や
年間日照時間と正の相関があり、
睡眠時間と負の相関がある。天気が良く、睡眠時間が短いところほど化粧品購入量が多いことを意味しており、睡眠不足や紫外線による肌のダメージが多いところは化粧品にお金をかけてカバーするとも考えられそうだ。