都道府県別クリーニング費用

総務省の家計調査からクリーニング費用の都道府県別ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を調べた。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので2012年から2016年の平均値をとっている。

ここでは家計調査にある「洗濯代」を比較している。洗濯代にはクリーニング以外にもコインランドリーの費用なども含まれている。

クリーニング費用の全国平均は6,948円。支出が最も多いのは東京都で11,538円(偏差値87.3)。2位は石川県で9,013円。3位以下は埼玉県(8,671円)、岩手県(8,669円)、北海道(8,550円)の順。一方、最も支出が少ないのは沖縄県で3,432円(偏差値19.5)。これに高知県(5,024円)、宮崎県(5,428円)、長崎県(5,770円)、和歌山県(6,129円)と続いている。

分布地図を見ると都市部と北日本でクリーニング費用が高い。北日本や北陸でクリーニング費用が多いのは冬に天気が悪くコインランドリーの利用が増えているためか。

相関ランキングでは正社員数(サラリーマン数)と正の相関があり、サラリーマンが多いところで洗濯費用が高い。”ホワイトカラー”の名の通り、白いワイシャツのクリーニング代が多いと思われる。