都道府県別在日ベトナム人

法務省の在留外国人統計から在日ベトナム人ランキング。法務省の統計によると2018年12月現在の在日外国人の中で3番目に多い。

在留資格別に見ると技能実習生が47.78%で最も多く、これに留学生24.49%、専門職(※)11.37%、永住者・定住者7.09%と続いている。


1991年からの推移を見ると、2012年以降に急増している。リーマンショック後に帰国したブラジル人や中国人に代わって、外国人研修生・技能実習生として製造業や農林水産業に従事するベトナム人が増えているためと思われる。

全国の在日ベトナム人は330,835人で、人口1万人あたり26.16人。在住者数が最も多いのは群馬県で人口1万人あたり42.36人(偏差値70.5)。2位は愛知県で41.95人。3位以下は広島県(39.50人)、岡山県(39.17人)、富山県(38.90人)の順。一方、最も在住者数が少ないのは秋田県で人口1万人あたり4.69人(偏差値29.9)。これに和歌山県(7.74人)、高知県(11.46人)、新潟県(11.69人)、山形県(11.81人)と続いている。

相関ランキングでは外国人研修生・技能実習生数と正の相関があり、外国人研修生・技能実習生が多いところにベトナム人が多い。ベトナム人が研修生の担い手になっていることがうかがえる。

また工業生産額と正の相関があり、農業就業人口と負の相関があることから、農業就業人口が少なく工業生産額が多いところにベトナム人が多い。

2018年12月現在の在留外国人数

※専門職
在留資格のうち、下記のものを専門職として計算している。それぞれがどのような資格かは出入国管理庁の在留資格一覧表を参照されたい。
○教授
○芸術
○宗教
○報道
○高度専門職
○経営・管理
○法律・会計業務
○医療
○研究
○教育
○技術・人文知識・国際業務
○企業内転勤
○介護
○興行
○技能
○文化活動