都道府県別市区町村数

総務省のデータから市区町村数ランキング。ここでは2014年4月5日現在の市区町村数を比較している。

全国の自治体数は1,718で、人口10万人あたり自治体数は1.35。最も自治体が多いのは高知県で4.56。これに長野県(3.63)、北海道(3.30)、鳥取県(3.29)と続いている。一方、人口10万人あたり自治体数が少ないのは東京都で、0.29。この他、神奈川県や大阪府、愛知県、兵庫県と都市部が下位に多い。逆に言えば、都市部の自治体は人口が多い。

分布地図を見ると地方で自治体が少なく、都市部で多い。

相関ランキングでは森林面積と正の相関が高く、森林が多いところで自治体が多い。森林が多いところは山がちで、集落が山で分断されているため合併しにくいのだと思われる。森林が少ない所は平野が多く、合併しやすいのだろう。小学校数やスーパーマーケット店舗数と正の相関が高く、自治体が多いところで小学校やスーパーが多いのは、山で分断された集落ごとに学校やスーパーがあるためと思われる。

また、家賃や最低賃金と負の相関が高く、家賃や最低賃金が高いところは自治体が少ない。データ上でも都市部で自治体が少ないことが裏付けられている。