都道府県別自殺者数：女性

人口動態調査から女性自殺者数ランキング。2013年に自殺した女性は7,905人で、女性10万人あたり12.09人。女性の自殺者数は男性自殺者数の半分以下と少ない。これについては

Wikipedia「自殺」

女性より男性のほうが自殺者数が多いのは、女性はたとえ無職でも独身であっても家族や社会の状況に組み込まれて保護されているが、男性は無職だったり独身であったりすると、社会的に孤立を余儀なくされるためと考えられる。

とある。

最も自殺者が多いのは新潟県で人口10万人あたり12.09人。2位以下は秋田県、群馬県、島根県、岩手県と続いている。一方、自殺者が最も少ないのは福井県で8.29人。この他、山口県、長崎県、沖縄県、佐賀県などで自殺者が少ない。

分布図を見ると女性の自殺者は北日本で多く西日本で少ない。

相関ランキングを見ると、相関係数が高いものがあまりないが、年間平均気温と負の相関があり、気温が低いところで自殺者が多い。気候と自殺については以下のような説もあるようだ。

Wikipedia「自殺」

特に日本海側では曇天と降雪が続く冬に自殺が多発するとも言われる。こうした気候は生真面目で忍耐強いという東北地方や日本海側の県民性を形成する要因となったと考えられるが、一方でその気候が人間心理に否定的な影響(季節性感情障害または冬期性うつ病)を与え、これらの症状が稀にではあっても強く出る人、悩みを抱える人を死へ走らせる要因になっているとも考えられる。