都道府県別ふるさと自慢

地域ブランド研究所が発表した都道府県別ふるさと自慢ランキング。調査方法について以下を参照。

ブランド総合研究所

本調査は、各都道府県の出身者に対して、ふるさと(出身都道府県)について「愛着度(愛着があるかどうか)」「自慢度(誇りに思うかどうか)」、「自慢(誇り)に思う要素(22項目)」など、25項目の設問で構成している。　
　「愛着度」は、出身者自身が“ふるさと”に対して感じる意識について、「自慢度」は、“ふるさと”を他者に誇れるかどうかの意識について質問している。

ふるさと自慢が最も強いのは沖縄県で50.0ポイント。2位は北海道で47.4ポイント。3位は京都府で44.2ポイント。トップ3は郷土愛と全く同じだ。

分布図を見ると、九州、関西、北海道、長野、静岡でふるさと自慢の度合いが強い。全国から人が集まる東京で暮らした経験では、これらの地域の人たちは方言を残していたり、地元の風物を話題にするなど、地元とのつながりを強く感じさせる人が多いように感じられる。

その東京はふるさと自慢の偏差値は50.59で、郷土愛の偏差値は44.31、魅力の偏差値は71.04となっている。外部からとても魅力的に見られているが、地元民はそれを誇りに思っておらず、逆に地元を嫌っていることがデータに表れている。同様のケースは奈良県にもあてはまる(魅力偏差値62.83、ふるさと自慢偏差値53.65、郷土愛偏差値43.30)

相関ランキングからは、経済的な苦しさからふるさと自慢や郷土愛が生まれていることが分かる。詳しくは郷土愛を参照されたい。