都道府県別酒屋店舗数

総務省の経済センサス‐基礎調査から酒屋店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「酒小売業」の事業所数を比較している。

産業分類一覧

酒小売業
主として酒を小売する事業所をいう。

全国の酒屋は33,478軒で、人口10万人あたり26.34軒。最も多いのは島根県で66.14軒。2位は高知県で61.52軒。3位以下は新潟県、秋田県、山形県と続いている。一方、最も少ないのは千葉県で人口10万人あたり13.23軒。これに神奈川県、埼玉県、北海道、愛知県と続いており、都市部が下位に多い。

分布図を見ると日本海側を筆頭に地方で多く、都市部で少ない。

相関ランキングでは65歳以上人口(高齢者数)と正の相関が高く生産年齢人口と負の相関が高いところから、酒屋は高齢者が多く、働き盛りが少ないところに多い。

また、小規模集落の指標である小学校数や中学校数とも正の相関があることから、高齢者が多い小規模集落に小学校が残っているように、昔ながらの小さい酒屋が残っていると言えそうだ。

この他、ガン死亡者数:男性、ガン死亡者数:女性、脳梗塞死亡者数と正の相関が高く、酒屋が多いところはがんや脳梗塞による死亡者が多い。