都道府県別お菓子屋店舗数

総務省の経済センサス‐基礎調査からお菓子屋店舗数店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「菓子小売業(製造小売)」「菓子小売業(製造小売でないもの)」の合計事業所数を比較している。

産業分類一覧

菓子小売業(製造小売)
主として各種の菓子類,あめ類を製造してその場所で小売する事業所をいう。

菓子小売業(製造小売でないもの)
主として各種の菓子類,あめ類を小売する事業所(製造小売を除く)をいう。

ここでいうお菓子屋とはお菓子の専業店のことで、スーパーなどは含まないので注意願いたい。

全国のお菓子屋は36,847軒で、人口10万人あたり28.90軒。最も多いのは山形県で52.78軒。2位以下は青森県、福井県、秋田県、新潟県と北日本が上位に多い。一方、最も少ないのは神奈川県で人口10万人あたり19.85軒。これに岡山県、千葉県、兵庫県、大阪府と続いており、都市部が下位に多い。

分布図を見ると東日本の日本海側にお菓子屋が多く、都市部で少ない。

相関ランキングでは三世代世帯人数と正の相関が高く、核家族率と負の相関が高いことから、三世代家族が多く核家族が少ないところにお菓子屋が多い。

また、農業就業人口と正の相関があり、通勤時間と負の相関があることから、農業就業者が多く通勤時間が短い地方にお菓子屋が多い。

これらのころから古くからの伝統が残る地域にお菓子屋が多いと言えそうだ。