都道府県別税理士数

佐藤茂税理士事務所のサイトから税理士数ランキング。

全国の税理士は75,643人で人口10万人あたり59.51人。最も税理士が多いのは東京都で162.18人。全国平均の2.7倍で偏差値も103.07と高く、東京の税理士数が飛び抜けて多い。2位は大阪府で95.02人。3位以下は京都府、愛知県、香川県の順となっている。

一方、税理士が最も少ないのは岩手県で人口10万人あたり19.93人。これに青森県、長崎県、秋田県、山形県と地方が続いている。

分布地図を見ると三大都市圏で多く、地方で少なくなっている。特に東京の数値が高く、東京一極集中型ランキングと言えそうだ。

相関ランキングでは上場企業数や大企業数と正の相関が高く、大企業が多いところに税理士が多い。公認会計士数とも正の相関が高く、大企業が多いところに税理士が多いのは公認会計士と同じ傾向だ。

一方、企業数や中小企業数とは相関がなく、中小企業が大多数を占める企業の多さと税理士の分布は無関係ということが分かる。税理士が偏在しているというよりも、大企業1社と中小企業1社に必要とされる税理士の数が違うためと思われる。