都道府県別臨床検査技師数

医療施設調査、病院報告より臨床検査技師数。ここでは病院、一般診療所に勤務している臨床検査技師数を比較している。実際の人数ではなく、常勤換算の人数なので小数点以下の数値となっている。

常勤換算とは、非常勤職員全員の合計勤務時間を、1人がフルタイムで働いた場合の勤務時間で割ったものに常勤職員の人数を加えたもので、数式にすると以下の通りとなる。

常勤換算人数 = 常勤職員の人数 +(非常勤職員の勤務時間の合計 ÷ 所定労働時間)

全国の臨床検査技師は64,080人で、人口10万人あたり50.42人。最も多いのは高知県で82.78人。2位以下は大分県、熊本県、岡山県、長野県の順。一方、最も少ないのは埼玉県で37.47人。これに滋賀県、千葉県、和歌山県、茨城県と続いている。

分布図を見ると医療系に多い西高東低の傾向に加えて、長野県から東北にかけての日本海側で臨床検査技師が多い。

相関ランキングでは精神科・心療内科医師数や作業療法士数、言語聴覚士数と正の相関があり、これらの人数が多いところに臨床検査技師も多い。