都道府県別灯油消費量

資源エネルギー庁のエネルギー消費統計より、灯油消費量の都道府県別ランキング。ここでは同統計より「家庭」の軽質油製品

消費量を比較している。

全国の灯油消費量は88.5億リットルで、人口1人あたり69.71リットル。消費量が最も多いのは青森県で人口1人あたり466.36リットル(偏差値91.0)。これはドラム缶(200リットル)で2.33本分にあたる。家族4人の世帯だとドラム缶9.32本分の灯油を消費している計算になる。

2位は北海道で425.26リットル。3位以下は岩手県(254.73リットル)、秋田県(251.49リットル)、山形県(203.05リットル)の順。

一方、最も消費量が少ないのは東京都で人口1人あたり10.94リットル(偏差値41.6)。青森県と同様に家族4人で計算するとドラム缶の1/5、18リットルのポリタンクで2.4個分にあたる。

これに兵庫県(13.59リットル)、高知県(13.87リットル)、大阪府(14.38リットル)、神奈川県(17.28リットル)と続いている。

灯油消費量は上位と下位の差が大きく、1位青森県の消費量は最下位東京都の消費量の43倍となっている。

分布地図を見ると北日本で消費量が多い。

相関ランキングでも年間降雪量や年間雪日数と正の相関が高く、年間平均気温と負の相関が高いことから、気温が低く雪が多いところで灯油消費量が多い。暖房として灯油を大量に使うためだ。

一方、エアコン普及率とは負の相関が高く、エアコン普及率が高いところは灯油消費量が少ない。暖かい地方ではエアコンを暖房として使っていることがうかがえる。