都道府県別甲子園勝利数（直近10年間）

スポーツブルのバーチャル甲子園から直近10年間の甲子園の勝利数ランキング。2014年春から2023年夏まで直近10年間の勝利数を高校生徒数で割り、高校生1万人あたり勝利数を比較した。東京、大阪といった都市部以外で強さが際立つ都道府県を見つけるための指標として見てもらいたい。

人口別の前に、総数ベースで最も勝利数が多かったのは大阪府で60勝。以下、東京都、宮城県、奈良県、神奈川県と強豪校が多い地域が上位を占めた。

次に高校生1万人あたり勝利数で見ると、勝利数が最も多いのは高知県で高校生1万人あたり10.68勝(偏差値80.1)。2位は和歌山県で9.26勝。3位以下は福井県(9.25勝)、奈良県(8.55勝)、岩手県(6.84勝)の順。一方、最も勝利数が少ないのは佐賀県で高校生1万人あたり0.45勝(偏差値37.6)。これに静岡県(0.78勝)、長野県(0.97勝)、新潟県(0.99勝)、埼玉県(1.17勝)と続いている。

総数ベースで1位だった大阪府は25位、東京都は42位、神奈川県は36位といずれも順位が低い。宮城県は5.17勝で9位と人口比でも上位だ。

人口が多い地域が下位に多い理由は甲子園の出場枠が人口と比例していないためだろう。仮に甲子園出場枠が人口と比例していれば、選挙の議席数のように東京からは10チーム以上出場できることになり、その分、勝ち星を上積みすることができるだろう。