都道府県別男性用洋服購入費

総務省の家計調査から男性用洋服購入費ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入費用を調べた。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2012年から2016年の平均値をとっている。

ここでは上着やズボン、シャツなどの購入金額を比較している。靴や帽子、アクセサリー、下着は含まない。上着やズボンのうち、学生服は子供を通わせている学校次第なので除外している。また、小学生以下の洋服は含まない。

男性用洋服購入費の全国平均は25,694円で女性用洋服購入費49,434円の約半分。購入費が最も多いのは埼玉県で36,996円(偏差値78.0)。2位は東京都で33,845円。3位以下は奈良県(31,586円)、徳島県(31,075円)、神奈川県(30,642円)の順。一方、最も購入費が少ないのは沖縄県で16,074円(偏差値26.4)。これに青森県(17,767円)、秋田県(18,381円)、新潟県(19,528円)、宮崎県(20,553円)と続いている。

分布地図を見ると三大都市圏とその周辺で購入費が多い。

相関ランキングでも通勤時間や鉄道切符代と正の相関があり、鉄道が発達して通勤時間が長い都市部で男性用洋服の購入費が多い。

また、サラリーマン年収や教育費、外食費用、海外旅行者数とも正の相関が高く、男性用洋服の購入費が多いところはサラリーマンの年収が高く、教育や外食や海外旅行にお金をかけている。いわゆるリッチなところで洋服の購入費も多いと言えそうだ。