都道府県別教会数

文化庁の宗教統計調査から教会数ランキング。宗教統計調査は全宗教団体を対象に毎年行われている調査で、数値は各宗教法人、宗教団体からの自己申告に基づくものとなっている。この中からキリスト教系宗教団体の教会数を比較している。神道系宗教団体の5,152教会、仏教系宗教団体の2,013教会、諸派宗教団体の17,048教会は含まれていない。

宗教統計調査 | 文化庁

文化庁文化部宗務課では,毎年,宗教統計調査を行っています。昭和24年に始まり,我が国における宗教の動向を把握するために実施してきました。

宗教統計調査は,統計法(平成19年5月23日法律第53号)に基づき,宗教団体の協力を得て,毎年12月末日現在の統計を取りまとめています。

全国にある社寺・教会等の宗教団体,教師,信者の数値は,包括宗教法人及び非法人の包括宗教団体,単立宗教法人からの報告に基づいています。

全国の教会数は7,119教会で、人口10万人あたり5.61教会。教会数が最も多いのは沖縄県で人口10万人あたり14.80教会(偏差値97.3)。沖縄は偏差値97.27と突出しており、在日米軍の存在が影響しているのだろうか。2位は長崎県で9.00教会。3位以下は鳥取県(8.42教会)、愛媛県(8.15教会)、京都府(7.75教会)の順。一方、最も教会数が少ないのは岐阜県で人口10万人あたり3.17教会(偏差値35.4)。これに愛知県(3.50教会)、富山県(3.77教会)、三重県(3.93教会)、石川県(4.00教会)と続いている。

分布図を見ると、西日本で多く、東日本で少ない西高東低型。キリシタン大名や島原の乱など、西日本にキリスト教徒が多かった名残だろうか。

相関ランキングでは戦後海外移住者数やかつお節・削り節消費量など沖縄が突出しているランキングと正の相関がある。分布状況が似ているためと思われる。