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都道府県別刑法犯検挙率

公開日:2016-1-20 | 最終更新日:2016-1-20
カテゴリ: 犯罪
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警察庁の犯罪統計資料から刑法犯検挙率ランキング。資料には「交通業過を除く」とされており、交通違反などの刑法犯は除外されている。刑法犯検挙率とは刑法犯認知件数のうち検挙された件数の割合のこと。年による変動があるため、ここでは2010年〜2014年の5年間のデータを平均している。

認知件数は以下のように定義されている。

昭和56年版 犯罪白書
認知件数とは,警察等捜査機関によって犯罪の発生が認知された件数をいう。認知件数と実際の発生件数は一致しないことが多いが(その差を暗数という。),公的に認知された発生件数という意味において,認知件数は単に発生件数ともいう。


認知件数には警察の恣意的な操作の可能性があり、過去に実際に操作されたこともあるので注意願いたい。(くわしくは刑法犯認知件数参照)

2010年〜2014年の刑法犯検挙率の全国平均は30.79%。最も高いのは秋田県で58.40%。以下、島根県、山形県、鳥取県、長崎県と地方が上位に多い。一方、検挙率が最も低いのは大阪府で17.32%と1位秋田県の1/3以下となっている。人口1万人あたり刑法犯認知件数は秋田県が41.70件、大阪府が183.98件となっており大阪府は犯罪が多い分、検挙率が低くなっているようだ。

分布地図を見ると日本海側を中心に地方で検挙率が高く、都市部で低い。相関ランキングでも農業就業人口と正の相関があり、最低賃金と負の相関があることから、農業就業者が多く最低賃金が低い地方で検挙率が高いと言える。

また、刑法犯認知件数と負の相関が高く、犯罪が多いところで検挙率が低くなっている。
データ出典  警察庁:犯罪統計資料 2014

都道府県別刑法犯検挙率

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順位都道府県検挙率偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1秋田県58.40%74.39
2島根県55.40%70.87
3山形県54.78%70.15
4鳥取県52.53%67.51
5長崎県51.51%66.31
6福井県46.05%59.91
7群馬県45.82%59.64
8奈良県45.31%59.05
9岩手県45.11%58.81
10徳島県43.76%57.23
11山口県42.90%56.22
12熊本県42.87%56.19
13香川県42.56%55.82
14大分県42.37%55.60
15青森県42.08%55.26
16佐賀県41.17%54.19
17沖縄県40.65%53.58
18鹿児島県39.51%52.25
19宮崎県38.80%51.42
20新潟県38.08%50.57
21長野県38.00%50.48
22石川県37.90%50.36
23神奈川県37.78%50.22
24広島県37.24%49.59
25和歌山県36.95%49.25
26栃木県36.19%48.36
27静岡県36.10%48.25
28高知県35.31%47.33
29愛媛県34.23%46.06
30北海道33.90%45.67
31福島県33.69%45.43
32山梨県32.91%44.51
33岡山県32.38%43.89
34宮城県31.81%43.22
35福岡県31.45%42.80
36富山県31.09%42.38
37滋賀県30.94%42.20
38茨城県30.65%41.86
39三重県29.30%40.28
40埼玉県28.41%39.24
41愛知県28.34%39.16
42東京都27.92%38.66
43岐阜県27.73%38.44
44兵庫県27.28%37.91
45千葉県26.70%37.23
46京都府25.63%35.98
47大阪府17.32%26.24
全国30.79%

他との相関 相関とは?

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分布図

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