都道府県別ひき逃げ認知件数

警察庁の犯罪統計資料からひき逃げ認知件数ランキング。認知件数は警察によって犯罪と認知された件数であり、警察の恣意性による影響があることについては刑法犯認知件数を参照のこと。年による変動があるため、ここでは2006年〜2010年の5年間のデータを平均している。

1年間に認知されるひき逃げ件数は23,533件で、人口1万人あたり1.84件発生している。全国で最もひき逃げが多いのは埼玉県で、人口1万人あたり3.59件。以下、大阪府、和歌山県、福岡県、愛知県と続いており、都市とその近郊が上位を占めている。

相関ランキングを見ると、刑法犯認知件数をはじめとする犯罪認知件数や人口比率、最低賃金との相関は高いが、自動車普及率との相関はない。このことから、ひき逃げは車の多さとは関係なく、地方にくらべて治安が悪い都市部で多いと言えそうだ。