都道府県別サバ漁獲量

農林水産省の海面漁業生産統計調査からサバ漁獲量ランキング。各都道府県の区分けは漁業経営体の所在地に基づいている。つまり東京都の漁業経営体が大阪の港で水揚げした場合、東京都の漁獲量にカウントされることになる。なお、山形県、福島県、岡山県の漁獲量は公表されていないため便宜上0としている。非公表となっているのは、これらの県は漁業経営体が少なく、県全体のデータを公表すると漁業経営体の漁獲量が判明するおそれがあるためだ。

サバ漁獲量は385,532トンで、漁業就業人口1人あたり1.97トン。1人あたり漁獲量が最も多いのは茨城県で30.06トン。2位は東京都で10.10トン。3位以下は静岡県、三重県、宮崎県と続いている。

総量ベースで見ると漁獲量1位は茨城県で68,620トン。2位は静岡県で8.33トン。千葉県も5位に入っており、良サバとされる太平洋岸の県が上位に入っている。

Wikipedia「サバ」

日本の太平洋各地で水揚げされるサバは秋が旬で「秋サバ」と称される。太平洋沿岸を回遊するサバは、伊豆半島沖で春頃産卵し、餌を食べながら北上する。特に北海道沖での海域は、プランクトンが豊富にありサバは丸々と太るが、脂肪分は皮と身の間などに貯められ、身に均等にまわっていない。このサバが産卵のために南下を始める時期が9月-10月頃であり、その時期のサバは脂肪が身に入りこみ、身もしまり風味は格段に上がる。特に八戸沖で水揚げされる戻りのサバは最良とされている。北上するサバと南下するサバとでは脂肪含有率が全く違うが、脂肪含有率の多い順は北海道沖→八戸沖→三陸沖→常磐沖→銚子沖→伊豆沖となる。