都道府県別ワカメ漁獲量

農林水産省の海面漁業生産統計調査からワカメ漁獲量ランキング。天然ワカメの都道府県別漁獲量は公開されていないので、ここでは養殖ワカメの漁獲量を比較している。各都道府県の区分けは漁業経営体の所在地に基づいている。つまり東京都の漁業経営体が大阪の港で水揚げした場合、東京都の漁獲量にカウントされることになる。なお、石川県、静岡県、兵庫県、和歌山県、大分県、鹿児島県の漁獲量は公表されていないため便宜上0としている。非公表となっているのは、これらの県は漁業経営体が少なく、県全体のデータを公表すると漁業経営体の漁獲量が判明するおそれがあるためだ。

ワカメ漁獲量は50,614トンで、漁業就業人口1人あたり0.26トン。1人あたり漁獲量が最も多いのは岩手県で2.76トン。2位が宮城県で2.67トン。3位は徳島県で2.00トン。2位宮城県に隣接する福島県の漁獲量が0となっているが、震災前の2010年の調査でも0となっており、原発事故とは無関係と思われる。

総量ベースで見ても1位岩手県、2位宮城県、3位徳島県の順は変わらず、この3県で全国の漁獲量の83%を占めている。