同調査の手引きによると家事としてこれらのものが例示されている。
炊事 食事の後片付け 掃除 ゴミ捨て 洗濯 アイロン かけ つくろいもの ふとん干し 衣類の整理片付け 家族の身の回りの世話 家計簿の記入 株価のチェック・株式の売買 庭の草とり 銀行・市役所などの用事 車の手入れ 家具の修繕
働く父親の家事参加率の全国平均は16.2%。逆に言えば働く父親の83.8%が一週間全く家事をしていないという計算になる。一方、
働く母親の家事参加率は88.6%となっている。
働く父親の家事参加率が最も高いのは岩手県で26.7%(偏差値78.0)。2位は高知県で25.1%。3位以下は島根県(23.3%)、山形県(22.0%)、宮城県(21.9%)の順。一方、最も家事参加率が低いのは福岡県で9.0%(偏差値28.1)。これに和歌山県(10.3%)、北海道(12.2%)、奈良県(12.6%)、新潟県(12.7%)と続いている。
分布地図を見ると関西や九州で家事参加率が低い。男尊女卑の風潮が強いと言われる九州で家事参加率が低いのが印象的だ。その中で鹿児島県だけが家事参加率が高いのが目立っている。一方、北陸から関東にかけて本州中央部で男性の鍛冶参加率が高い。
相関ランキングでは
飲酒費用と正の相関があり、外飲み費用が高いところで男性の家事参加率が高いのが興味深い。また、
小学生読書率や
小学生朝食摂取率と正の相関があり、男性の家事参加率が高いところは小学生がよく本を読み朝食を食べているようだ。