高校生通学時間(往復)の全国平均は87.0分。通学時間が最も長いのは千葉県で112.0分(偏差値77.7)。2位は奈良県で102.5分。3位以下は茨城県(100.5分)、埼玉県(100.0分)、神奈川県(99.5分)の順。一方、最も通学時間が短いのは沖縄県で61.5分(偏差値30.2)。これに香川県(65.5分)、島根県(66.5分)、福井県(68.5分)、愛媛県(69.5分)と続いている。
分布地図を見ると東京周辺で通学時間が長い。
相関ランキングでも
鉄道通勤・通学率と正の相関があり、鉄道通学が多い都市部で高校生の通学時間が長い。
高校県外進学率と正の相関があり、県外の高校に進学することが多いところで通学時間が長くなっており、遠くの高校に通うため通学時間が長くなっているようだ。
また
通勤時間との相関も高く、高校生の通学事情は大人の通勤事情と似ているようだ。
ちなみに
通勤時間の全国平均は往復72分であり、高校生の通学時間の方が大人の通勤時間が長い。地方ほど通勤時間に対して通学時間が長くなっており、地方では本数が少ない公共交通機関で時間をかけて通学する高校生に対して、大人は車でサッと出勤しているようだ。