同調査では「育児」について以下の例があげられている。
乳幼児の世話 子供のつきそい 子供の勉強の相手 子供の遊びの相手 乳幼児の送迎 保護者会に出席
働く母親の育児参加率の全国平均は71.7%。
働く母親の育児参加率が最も高いのは京都府で85.1%(偏差値80.3)。2位は北海道で79.4%。3位以下は奈良県(77.6%)、埼玉県(77.2%)、三重県(77.0%)の順。一方、最も育児参加率が低いのは福島県で58.3%(偏差値26.4)。これに山形県(62.1%)、愛媛県(62.2%)、栃木県(62.4%)、新潟県(62.8%)と続いている。
分布地図を見ると東京周辺や大阪周辺で育児参加率が高い。
相関ランキングでも
鉄道通勤・通学率と正の相関があり、
自家用車通勤・通学率と負の相関があることから、自動車よりも鉄道を利用する都市部で女性の育児参加率が高い。
東京周辺は
働く父親の家事参加率も高く、夫婦共に積極的に育児に参加している。
一方、
三世代世帯人数や
共働き率とは負の相関があり、三世代世帯人数が少なく、共働き率が低いところで女性の育児参加率が低い。
これらのことから、三世代世帯が少なくまわりに頼る人が少ない都市部は夫婦で育児を負担する割合が高いため共働きが少なく、まわりに育児を頼る人がいる地方では共働きが多いという構図があるようだ。