選挙区は支持する政党とは別に候補者の個人的な好みも反映される可能性があるので除外している。また、支持率計算の分母となる投票数には無効票は含まれていない。
直近10年間の選挙は以下の通り
2013年参議院 自民党が大勝し、衆参のねじれが解消
2014年衆議院 与党が衆議院で議席数の3分の2を維持
2016年参議院 参議院で改憲勢力が3分の2を占める
2017年衆議院 自民・公明が3分の2を占める
2019年参議院 参議院で改憲勢力が3分の2割れ
2021年衆議院 自民が絶対安定多数を確保、維新が躍進
2022年参議院 改憲勢力が衆参で3分の2を獲得
10年間の自由民主党得票率標準偏差の全国平均は0.94%。この10年間は安倍政権以来の自民党一強下の選挙が続いており、変動が少なくなっている。
標準偏差が最も高いのは福島県で3.84%(偏差値69.5)。2位は山形県で3.67%。3位以下は石川県(3.53%)、和歌山県(3.53%)、秋田県(3.48%)の順。福島県や山形県は民主党や旧民主党系と自民党の間で票の取り合いがあり、和歌山県は日本維新の会と自民党の間で得票率が揺れ動いている。
一方、最も標準偏差が低いのは神奈川県で0.57%(偏差値28.9)。これに埼玉県(0.76%)、東京都(1.21%)、滋賀県(1.23%)、茨城県(1.23%)と続いている。
自由民主党得票率(直近10年平均)を見ると関東周辺は自民党の得票率が低位で安定している。
地図の青いところは良くも悪くも自民党の得票率が安定しているところであり、赤いところは選挙ごとの変動が激しい。つまり自民党が得票を伸ばすには狙い目の選挙区と言えそうだ。