都道府県別大学入学共通テスト志願率（旧センター試験志願率）

大学入試センターの試験情報と学校基本調査から大学入学共通テスト現役志願率ランキング。大学入試センターの試験情報に掲載されている現役志願者数と学校基本調査に掲載されている大学受験者数から大学入学共通テストの現役志願率を計算した。計算式は以下の通り。

大学入学共通テスト現役志願率=大学入学共通テスト現役志願者数÷大学・短大現役受験者数

大学入学共通テスト志願率(旧センター試験志願率)の全国平均は70.14%。志願率が最も高いのは新潟県で92.20%(偏差値72.1)。2位は岩手県で90.37%。3位以下は愛媛県(87.03%)、佐賀県(84.22%)、富山県(84.10%)の順。一方、最も志願率が低いのは京都府で48.33%(偏差値21.4)。これに大阪府(51.65%)、神奈川県(61.89%)、和歌山県(62.03%)、沖縄県(62.31%)と続いている。

分布地図を見ると志願率は地方が高く都市部で低い。地方は私立大学が少ないことに加えて、親元を離れて都市部の大学を志望する受験生が学費が安い国公立大学を志望する傾向が強いためと思われる。

他との相関を見るとガソリン消費量や自動車普及率(2台以上)と正の相関があり、自動車社会の地方で共通テスト志願率が高いことを裏付けている。

国公立志向は地方で高く都市部で低いと言えそうだ。