都道府県別早稲田大学合格者数

週刊朝日から早稲田大学合格者数ランキング。2017年の合格者数を高校3年生の生徒数で割った。

ここで言う各都道府県の合格者数とは、その県にある高校の合格者数のことである。学校によっては越境してくる生徒や、学校併設の寮に入っている他県出身の生徒もいるので注意されたい。

早稲田大学の合格者数は16,054人で高校3年生1000人あたり14.86人。全国の高校生の100人に1.5人が早稲田に合格している計算になる。早稲田大学統計情報によると年度は異なるが2016年の学部入学者数は9421人。このうち内部進学者が1500名弱なので外部入学者8000人とすると、合格者の入学率は約50%となる。これは慶応大学の入学率64.6%よりも低い。

早慶に合格しながら入学しない人は国立大に入学していると仮定すると、
　
早稲田:私立志望者が第一志望として受験+国立志望者が第二志望として受験
慶応:私立志望者が第一志望として受験

と言えそうだ。

高校3年生1000人あたり早大合格者数が最も多いのは東京都で58.71人。全国平均の4倍で、東京の高校生の17人に1人が早稲田に合格する計算になる。2位以下は神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の順で、関東が上位を占めている。、

ギリギリも含めた通学圏を関東+山梨県・静岡県と考え、これらの都県からの合格数は以下の通り。

これによると、東大は近県合格者比率が60%なのに対し早稲田・慶応は78.4%となっており、早慶は合格者に占める近県在住者の割合が高い。

分布図を見ても関東の一極集中となっており、全国から合格者が出ている東大合格者数と対照的だ。

相関ランキングでは家賃や鉄道旅客輸送量と正の相関が高く、自動車普及率と負の相関が高いことから、家賃が高く、鉄道が発達して自動車普及率が低い都市部で合格者に多い。

また、慶応大学合格者数と正の相関が高く、ほぼ正比例となっている。合格者数分布においては早稲田と慶応はほぼ同じと言える。