都道府県別住宅着工件数

国土交通省の住宅着工統計から住宅着工件数の都道府県別ランキング。ここでは各都道府県で着工された住宅の戸数・件数を比較している。着工住宅には新築・建て替え・増築・改築が含まれている。また、マンションは棟数ではなく戸数を計上しており、例えば建物内に10戸あるマンションは10戸となる。なお、データを集計した2014年は消費税が8%に上がった年であり、駆け込み需要が多かった2013年に比べて8.8%の減少となっているので注意願いたい。

住宅着工件数は937,215軒で、人口10万人あたり73.75軒。最も多いのは宮城県で118.23軒、2位は沖縄県で109.35軒。以下、東京都、福島県、茨城県と続いている。震災被害が大きかった宮城県、福島県、岩手県がトップ10に入っており、復興需要が住宅着工件数を押し上げているようだ。一方、件数が少ないのは高知県で39.30軒。この他、奈良県、秋田県、青森県、長崎県などで低くなっている。

分布地図を見ると関東から東北の太平洋岸で着工件数が多く、東日本大震災の影響がありそうだ。

相関ランキングでは婚姻件数や生産年齢人口と正の相関があり、働き盛りが多く結婚が多いところで住宅着工件数が多い。結婚が住宅購入の契機になることが多いためと思われる。