都道府県別睡眠時間

社会生活基本調査から睡眠時間の都道府県別ランキング。ここでは15歳以上の男女の週全体の総平均時間を比較している。総時間平均とは、睡眠をした人、しなかった人も含めた平均時間のことだ。また、年による変動をさけるため、2016年と2011年の平均値を比較している。

睡眠時間の全国平均は458.0分で、毎日7時間38分寝ている計算になる。。睡眠時間が最も長いのは秋田県で481.0分(偏差値76.8)。2位は青森県で478.5分。3位以下は高知県(474.0分)、山形県(474.0分)、岩手県(471.5分)の順。一方、最も睡眠時間が短いのは神奈川県で448.5分(偏差値30.6)。これに埼玉県(450.0分)、千葉県(450.5分)、兵庫県(451.5分)、奈良県(451.5分)と続いていて、睡眠時間が最も長い秋田県と最も短い神奈川県の差は32.5分となっている。

分布地図を見ると都市部での睡眠時間の短さが目立つ。

相関ランキングでも通勤時間と負の相関があり、通勤時間が長い都市部で睡眠時間が短い。

この他にも農業就業人口と正の相関があり、最低賃金と負の相関があることから、農業就業人口が多く最低賃金が低い地方で睡眠時間が長い。

これらのことから、睡眠時間は都会=地方対立型のデータを言えそうだ。