都道府県別ゲートボール場数

文部科学省の体育・スポーツ施設現況調査よりゲートボール場数の都道府県別ランキング。ここでは公営と民営の「ゲートボール・クロッケー場」の合計を比較している。定義は以下の通り。

ゲートボール・クロッケー場:都道府県・市区町村・団体等が、ゲートボール・クロッケー場として指定しているもの。

計上しているのは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」で、学校の施設や企業職員の福利・厚生用の施設は含んでいない。

全国のゲートボール場数は2,037ヶ所で、人口10万人あたり1.60ヶ所。ゲートボール場数が最も多いのは長野県で人口10万人あたり8.57ヶ所(偏差値83.6)。2位は徳島県で7.28ヶ所。3位以下は山梨県(6.71ヶ所)、北海道(5.13ヶ所)、新潟県(4.73ヶ所)の順。一方、最もゲートボール場数が少ないのは神奈川県で人口10万人あたり0.15ヶ所(偏差値38.4)。これに兵庫県(0.20ヶ所)、宮崎県(0.27ヶ所)、大阪府(0.36ヶ所)、滋賀県(0.50ヶ所)と続いている。

1位の長野県は25歳以上ゲートボール人口でも3位とプレーヤー、施設数とも上位となっている。長野県は自治会館としての公民館が多く、公民館に隣接されたゲートボール場が多いこともゲートボール場の多さに繋がっているようだ。

25歳以上ゲートボール人口1位の鹿児島県はゲートボール場数でも7位と上位になっていて、長野県同様にゲートボールが盛んだ。

一方、ゲートボール場数2位の徳島県は25歳以上ゲートボール人口は44位と下位になっていて、施設の多さが競技人口の多さにつながっていない。

相関ランキングでは公民館数が多いところにゲートボール場が多い。長野県に限らず、公民館に隣接するゲートボール場が少なくなさそうだ。

また、人口集中度や総人口増減率と負の相関があり、人口が流出している地方にゲートボール場が多い。