都道府県別レタス生産量

農林水産省の作況調査よりレタス生産量ランキング。レタスは農水省でまとめている主要13野菜(じゃがいも、だいこん、キャベツ、たまねぎ、白菜、トマト、にんじん、レタス、きゅうり、ねぎ、なす、さといも、ピーマン)の中で8番目の生産量で、年間58万トンが生産されている。なお、秋田県と山形県の生産量は秘匿されている。作況調査では県内の生産者数が2以下の場合は数値を秘匿することになっている。県の生産量から、各生産者の生産量が推測されるのを防ぐためだ。

1973年以降の生産量の移り変わりを見ると

と、2倍以上増えている。ほとんどの野菜が横ばいか減少を続ける中、レタスの生産量増加は目立っている。洋食の普及とともにサラダなどでの需要が増えているためだろう。

農業就業人口100人あたり生産量の全国平均は22.22トン。最も生産量が多いのは長野県で200.11トンと全国平均の9倍。2位の群馬県の92.85トンからくらべても2倍以上となっている。3位以下は茨城県、長崎県、香川県、兵庫県と続いている。

総生産量でも1位は長野県で20万トン。2位の茨城県の8.7万トンの2倍以上となっている。

冷涼な長野県では夏レタスが生産され、茨城県など東京周辺部で春・秋のレタス、九州・四国で冬のレタスが生産されている。