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都道府県別合計特殊出生率

公開日:2014-4-15 | 最終更新日:2017-11-22
カテゴリ: 家庭・子育て
都道府県別合計特殊出生率 - とどラン 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県
厚生労働省の人口動態調査から合計特殊出生率の都道府県別ランキング。合計特殊出生率とは一人の女性が一生に産む子供の平均数のことで、理論上、2以上なら人口が増え、2未満なら人口が増えることになる。

合計特殊出生率の推移は以下の通り



乳児死亡率が下がるのに合わせて出生率も下がっており、子どもが死ななくなったので、子どもをたくさん産まなくなったと思われる。

合計特殊出生率の全国平均は1.44。出生率が最も高いのは沖縄県で1.95(偏差値82.7)。沖縄県は偏差値も82と高く、突出している。2位は島根県で1.75。3位以下は長崎県(1.71)、宮崎県(1.71)、鹿児島県(1.68)と西日本が上位を占めている。一方、最も出生率が低いのは東京都で1.24(偏差値28.7)。これに北海道(1.29)、宮城県(1.34)、京都府(1.34)、千葉県(1.35)と続いている。

分布地図を見ると都市で低く地方で高い傾向と、西日本で高く東日本で低い傾向のふたつの傾向がある。

相関ランキングでは兄弟姉妹数小学校児童数と正の相関があり、合計特殊出生率が高いところは兄弟姉妹が多く、小学生が多い。

また、出産年齢と負の相関が高く、デキ婚率と正の相関が高いことから、デキ婚が多く子供を早く産む地域ほど合計特殊出生率が高い。

東西対立型の分布であるウイスキー消費量と負の相関が高いことから、合計特殊出生率には西高東低の傾向があることも分かる。
データ出典  人口動態調査 2016

都道府県別合計特殊出生率

「並替」の右横の「北/南」「降順/昇順」をクリックすると並べ替え表示します。
順位都道府県出生率偏差値
並替  降順  昇順降順  昇順
1沖縄県1.9582.71
2島根県1.7567.50
3長崎県1.7164.45
3宮崎県1.7164.45
5鹿児島県1.6862.17
6熊本県1.6660.65
7福井県1.6559.89
7大分県1.6559.89
9香川県1.6459.13
10佐賀県1.6358.37
11鳥取県1.6056.09
12福島県1.5955.32
12長野県1.5955.32
14山口県1.5854.56
15広島県1.5753.80
16愛知県1.5653.04
16滋賀県1.5653.04
16岡山県1.5653.04
19静岡県1.5552.28
20岐阜県1.5451.52
20愛媛県1.5451.52
22石川県1.5350.76
23山梨県1.5149.24
23三重県1.5149.24
23徳島県1.5149.24
26富山県1.5048.48
26和歌山県1.5048.48
26福岡県1.5048.48
29兵庫県1.4947.72
30青森県1.4846.96
30群馬県1.4846.96
32山形県1.4746.20
32茨城県1.4746.20
32高知県1.4746.20
35栃木県1.4645.44
36岩手県1.4544.68
37新潟県1.4343.15
38秋田県1.3940.11
39埼玉県1.3738.59
39大阪府1.3738.59
41神奈川県1.3637.83
41奈良県1.3637.83
43千葉県1.3537.07
44宮城県1.3436.31
44京都府1.3436.31
46北海道1.2932.50
47東京都1.2428.70
全国1.44

他との相関 相関とは?

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分布図

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コメント

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 2017/01/29
ななしさんに同意します
女性が結婚したくても男性はまだ遊びたいからと先延ばしにし
女性はズルズルを年を取っていき
30前後で捨てられるケースは多いですから
女性は20代で結婚したい。男性は30代からでいい
周囲の話やお見合いの話を聞いても、そう感じました
それで女性の初婚年齢が上昇しているんじゃないかと思うようになりました
ななし 2014/10/17
>ごんべえさん
統計データの話だから細かいことも大事でしょ。
真面目に議論しようとしてる人にヒステリックなんて的外れの批判をして、結婚して子供産めっていうのは暴言ですね。結婚は女性だけでするものではないですし。未婚率上げるって間違ってるし。
主張は分かりますが、データをどう扱うか、そもそもどう定義してどう計算するかってのは統計を取る上で大事なことです。的外れな横槍を入れるのはどうかと思いますよ。
ごんべえ 2014/10/17
>ユーコさんへ
そんな細かい事はどうでもいいと思います
日本全体が未婚社会や少子化なのは間違いないんですから、そんな事にヒステリックになってる暇があるなら女性は結婚して家庭作って子供産んで子育てしましょうよ
離婚率下げて未婚率上げる事が大事だと思います
odomon 2014/10/16
ユーコさん

ご指摘ありがとうございます。

ユーコさんはご存じかと思いますが、他に見ている方のために簡単にまとめておきます。


■合計特殊出生率

出産した女性を5歳ごとの世代に分けて、それぞれの世代で出生率を計算し、最後に各世代の出生率を合計します。これにより、1人の女性が一生涯に産む子供の数を擬似的に計算しています。


■出生率

生まれた子どもの数を人口で割ったもの。


例えば、A村は人口100人のうち出産可能年齢の女性が20人いて、各女性が生涯に2回子どもを産むとします。この場合、合計特殊出生率は2になり、出生率は(20*2)/100=0.4で0.4となります。

一方、B村は人口100人のうち出産可能年齢の女性は80人で、生涯に1回子どもを産むとします。この場合、合計特殊出生率は1で、出生率は(80*1)/100=0.8となります。


(上記の例では計算方法が厳密に言えば間違ってますが、話の趣旨は合っているかと思います)

つまり
A村 = 合計特殊出生率 2, 出生率 0.4
B村 = 合計特殊出生率 1, 出生率 0.8

と合計特殊出生率と出生率が逆転することになります。

このA村が田舎で、B村が都会というのが日本の現状だと思われます。


では合計特殊出生率と出生率のどちらが実態をよく表しているかは、その時の用途によるので何とも言えません。1人の女性の視点で見ればA村の方がたくさん子どもを産んでいますし、村全体の視点で見ればB村の方が子どもがたくさん生まれている社会と言えます。


長期的に人口が増えるか減るかという視点で考えると、B村は出産可能な女性が減って人口が減り、やがて消滅します。一方A村は合計特殊出生率が2なので理論上消滅しません(子どもを産む前に死ぬこともあるので現実にはもっと高くないと維持できません)。


つまり、今の日本で問題になっている「人口がこれから増えるのか、減るのか」という視点で言えば合計特殊出生率の方が実態を表しており、ニュースなどでも盛んに取り上げられる結果となっています。


とはいえそれぞれのデータに意味があるので、出生率のデータもあわせて掲載したいと思います。

ご指摘ありがとうございました。
ユーコ 2014/10/14
都道府県別の合計特殊出生率は傾向としてある程度参考にはなるものの、この数字だけを絶対的に信頼してはいけないと思っている。

たとえば2012年の東京の合計特殊出生率は1.09と最低で、一方で長崎のそれは1.63とかなり高い。しかし東京では結婚したくない人を含めた多くの若い女性が流入しており、長崎では少なくない女性が流出している。長崎の地元に残ったママは子沢山かも知れず、結果的に合計特殊出生率を押し上げている一方、流入の多い東京は押し下げられている。

私はこの偏りの解決法として、女性の流出入や年齢構成の違いの概念を含んだ、「普通出生率」(地域人口あたりの出生数)も合わせて見ておくべきと考えるし、合計特殊出生率と併記すべきとも思っている。地域のリアルな出生力という表現をするならば、むしろ普通出生率の方がそれに近いからだ。

厚生労働省 H24年データより
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei12/dl/07_h3-2.pdf

たとえば東京の普通出生率は8.3人/人口千人であり、長崎のそれは8.4である。合計特殊出生率は大きく違ったが、地域のリアルな出生力は現状ほぼ同じという事になる。

また合計特殊出生率では全国平均付近に位置する富山は、普通出生率は7.4人/人口千人と下位クラスである等という事も判る。

出生率・出生力をより深く洞察するにあたり、宜しければ併記して頂きたいものである。
2017-11-22 | 家庭・子育て