都道府県別飲食店店舗数（経済センサスベース）

総務省の経済センサス‐基礎調査から飲食店店舗数ランキング。ここでは同調査で以下のように定義されている「酒場,ビヤホール」「バー,キャバレー,ナイトクラブ」の合計事業所数を比較している。

産業分類一覧

飲食店
この中分類には,客の注文に応じ調理した飲食料品,その他の食料品,アルコールを含む飲料をその場所で飲食させる事業所及び主としてカラオケ,ダンス,ショー,接待サービスなどにより遊興飲食させる事業所が分類される。

なお,その場所での飲食と併せて持ち帰りや配達サービスを行っている事業所も本分類に含まれる。

「飲食店」にはお持ち帰りサービスがあるレストランも含まれているが、弁当屋や宅配ピザのような持ち帰りが主である店は含まれていない。

全国にある飲食店は619,711軒で人口10万人あたり487.64軒。日本で最も飲食店が多いのは沖縄県で人口10万人あたり722.52軒。以下、高知県、東京都、宮崎県、大阪府と続いている。一方、飲食店が最も少ないのは奈良県で326.24軒。この他、滋賀県、埼玉県、千葉県、神奈川県など大都市周辺部が下位に多い。

分布を見ると関西から中部にかけての本州中央部に飲食店が多い。この地域は飲み屋が少なかった地域でもあり、関西の”食い倒れ”文化とは、酒ではなく文字通り食べ物であることがデータからも分かる。

東京や大阪では店舗が多い都心のまわりを店舗が少ない県が囲んでおり、都心に飲食店が多くベッドタウンに少ない構図となっている。

相関ランキングではビール消費量と正の相関が高く、飲食店が多いところはビール消費量が多い。やはり最初の一杯として人気が高いビールが飲食店で大量に消費されているようだ。