都道府県別アジ消費量

総務省の家計調査から都道府県別アジ消費量ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2012年から2016年の平均値をとっている。

1世帯あたりアジ消費量の全国平均は年間1,140g。最も消費量が多いのは長崎県で3,298g。2位は島根県で3,015g。3位以下は佐賀県、山口県、宮崎県と西日本各県が上位を占めている。一方、消費量が最も少ないのは北海道で134g。これに沖縄県、福島県、山形県、宮城県と続いている。

分布地図を見ると西日本の消費量が多い西高東低型で、太平洋側よりも日本海側で消費量が多い傾向がある。

相関ランキングではアジ漁獲量と正の相関があり、アジの漁獲量が多いところは消費量も多いようだ。

その他の魚ではイワシ消費量、サバ消費量、タイ消費量、ブリ消費量と正の相関があり、マグロ消費量、サケ消費量、サンマ消費量と負の相関があることから

西日本の魚
アジ・イワシ・サバ・タイ・ブリ

東日本の魚
マグロ・サケ・サンマ

と言えそうだ。