都道府県別牛乳消費量

総務省の家計調査から牛乳消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

牛乳消費量の全国平均は77.84リットル。消費量が最も多いのは滋賀県で89.28リットル(偏差値65.9)。2位は千葉県で88.99リットル。3位以下は広島県(87.79リットル)、奈良県(86.96リットル)、埼玉県(86.61リットル)の順。一方、最も消費量が少ないのは沖縄県で52.02リットル(偏差値21.1)。これに高知県(58.34リットル)、長崎県(65.13リットル)、鹿児島県(65.83リットル)、秋田県(65.88リットル)と続いている。

相関ランキングでは鉄道切符代と正の相関があり、鉄道を利用する機会が多い都市部で牛乳の消費量が多い。

他の食品との相関ではジャム消費量やバター消費量、マーガリン消費量、パン消費量と正の相関があり、洋食の普及度が高い都市部で消費量が多いと言えそうだ。